2015年におけるアテクトの株価騰落率

1959年創業の株式会社アテクトは、大阪府にある化学メーカーです。衛生検査器材や半導体資材を扱うほか、粉末射出成形(PIM)などの事業に強みを持つ企業です。2006年、同社は東証ジャスダック市場への上場を果たしました。ではここで、2015年におけるアテクト株の値動きについて注目してみましょう。
2015年1月5日、この年最初の取引日において、アテクト株には763円という始値が付き、1年をスタートします。数日後、1月半ばには年初来安値を記録しますが、とりわけ大きな下落には至ることなく、その後は800円をはさんだ水準での値動きを4か月ほど続けました。しかし、5月に入ると株価は急騰し、ストップ高になるまで上昇します。それまでおよそ800円であった株価が、5月中旬には1,589円という年初来高値を記録しました。この時点における年初からの騰落率は108%以上ものプラスです。この上昇の背景には、同社が開発した新技術に関する発表がありました。それを好感した投資家たちにより取引量は急増し、その過熱感は数日のあいだ続きました。その後、株価は落ち着きを取り戻すと、1,000円から1,200円の幅で秋ごろまで推移します。11月、アテクトのPIM事業に対する成長期待が高まると、株価は再びストップ高となる急騰を迎え、1,300円を超えました。しかし、今回の上昇率は5月の時ほどではなく、株価はほどなくして再び1,000円前後で落ち着きます。結局、12月30日には1,003円という終値を付け、この年のすべての取引を終了しました。年末の終値を年初の始値と比較すれば、年間の騰落率は約31.5%ものプラスという結果です。